基本目標T 男女共同参画社会に向けた意識づくり



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 男女共同参画社会を実現するためには、あらゆる分野における制度や慣行を見直すと
ともに、町民の意識改革が必要であります。

 性別や世代にとらわれない男女の多様な活動イメージを社会に浸透させるためには、
一人ひとりの固定的な性別役割分担意識を変えて今までとは違う姿を積極的に発進して
いくことが大切です。

 一人ひとりの意識改革、社会全体における機運の醸成を図るため、男女共同参画に関
する調査、情報の収集の充実を図り、町民に向けた幅広い啓発活動を進めます。



基本施策

1.男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直しと意識改革

2.多様な選択を可能にする教育と学習の充実

3.国際社会の理解や地球環境問題への男女共同参画の推進



男女共同参画社会

 男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野におけ
る活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文
化的利益を受けることができ、また、ともに責任を担う社会のことをいいます。



固定的な性別役割分担意識

 「男は仕事、女は家庭」に表されるように、性別によって適した役割や能力、活動す

る分野があり、それを分担し合うのが自然だとする固定観念をいいます。

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基本施策1 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直しと意識改革

 男女がともに自立した人間として、社会のあらゆる分野に参画し、持力を発揮するこ
とは、より住み良い社会を形成していくために欠くことのできないことです。

 固定的な性別役割分担意識が根強くあることが、女性の社会参加や能力開発を拒み、
また男性の家庭や地域への参画を制限しています。

 社会を支える一人としての自覚と責任を持ち「男は仕事」「女は家庭」などといった
今までの社会習慣の見直しを進めなければなりません。



◇施策の方向◇

   (1)固定的な性別役割分担意識の解消

   (2)意識調査・実態調査の実施

   (3)意識改革のための啓発講座や講演会等の開催

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基本施策2 多様な選択を可能にする教育と学習の充実

 男女の人権が尊重された社会づくりに向け、町民一人ひとりが男女平等意識を持つこ
とが重要です。

 そのためには、生涯を通じてさまざまな場・機会に応じた教育・啓発が求められま
す。

 特に、人格の基礎となる幼児教育や学校教育は男女平等意識を醸成するうえで大きな
影響力があると考えられます。無意識のうちに「男だから」「女だから」など性別によ
る固定的な教育が行われることがありますが、性別よりも個々の適正や能力を尊重した
教育を進める必要があります。

 子どもが「男らしく」「女らしく」ではなく、自分らしく生きることができるよう、
学校教育と平行して、子育て期の親に対する啓発に取り組み、意識の向上をはかりま
す。



◇施策の方向◇

   (1)家庭・地域・学校における教育と学習の促進

   (2)リーダー養成と女性のエンパワーメントの推進

   (3)企業や行政関係職員の研修機会の充実



エンパワーメント

 「力をつける」という意味で、経済的に自立する力、政治や経営に参画する力、国際
社会で活躍する力など様々な場面で女性が判断力や行動を培い、蓄えることをいう。

 これまで、政策決定や意志決定の面で十分に力を出せない状態にあった女性一人ひと
りが、潜在的に持っている自分の力を自覚し、それを伸ばすことにより、様々な分野で
力を発揮していくことです。

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基本施策3 国際社会や地球環境問題への男女共同参画の推進

 国際的視野をもって国際交流を進めるためには、お互いを人種や国籍などによらず、
個人として尊重すること、そして異なる文化や多様な価値観を認め、尊重する姿勢を持
つことが大切です。

 国際的な問題への理解を深め視野を広めるために、国際交流に関する情報を提供し、
国際化に対応したまちづくりを推進していくことが必要です。

 また、私たちの豊かで便利な生活は、資源やエネルギーなど大量消費をすることで地
球環境に負荷をかけてきました。町だけの問題ではなく、地球環境問題としても取り組
んでいかなければなりません。そのため、今までの大量生産・大量消費・大量廃棄など
のライフスタイルの見直しや環境教育等、環境分野においても男女が共に取り組む必要
があります。



◇施策の方向◇

   (1)国際社会への理解と国際交流の推進

   (2)環境教育・環境保全活動の推進





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